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used bottles

私の母はいわゆる「とっときやさん」で、
愛着のあるものは捨てられないタイプ。

結婚前の娘時代に気に入っていた洋服や、
(お陰様で私が今気に入って着ています!)
私達子供が生まれる前には時間をもてあましていたのか、たくさんの手編みのレース類や刺繍の作品があり、今でも家中に。(そして引き出しの中にも!)

その他にも、ビンやら箱やらリボンやら。

とっとく理由は、「頑丈な作りだから」とか、「可愛いから」とか、「工夫してあるから」とかみたい。

まあ確かに気持ちはわかりますが。

私が気に入っているのは、母が結婚した当時に、紅茶だったかコーヒーだったかが入って売られていたガラスの蓋つきのビン。

厚手のガラスに模様がプリントされていて、何だか北欧のデザインものの雰囲気。

もう40年以上も経つのに、カケやヒビのひとつもなくしっかりと現役で、今も我が家のインスタント・コーヒー入れとして活躍中です。

ビンテージの缶を見ていても思うのですが、
昔は一度お役を終えても、その後再利用されることを考えて作られているのですね。
今のものみたいに、中身がなくなったら容器も当然のように捨てられてしまうなんて、とても考えられないような存在感です。

「エコ」なんてわざわざ言わなくても当たり前だった時代、、、。

写真は「REVLON」の化粧品のボトル。
ロンドンのマーケットで見つけたものです。

ぽってりしたガラスに、プラスチックの蓋。

「可愛い」くって「頑丈」。

捨てられなかったのですね。

1st July

今日から7月。
今年ももう半分を折り返したなんて!!

予想通り、厳しい暑さに耐えなくてはならない夏になりそうですが、気持ちは前向きに。

視覚、質感、食感、聴覚、、
いろいろ工夫しながら乗り切りたいですね。

marcasite

この季節は暑さ対策や湿気対策が優先で、
あしゃれも何だか単調になりがち。

かといって汗をかくことを考えると、
あまりアクセサリーで変化をつけることもままならない、、。

マーカサイト・ブローチの硬質で静かな輝きは
見た目にもとっても涼しげです。
コットンのパリッとした質感や
麻のシャリッとした感じにもとっても相性が良いのです。

ボタン程の大きさなので、襟元やシャツの胸ポケットのあたりにさりげなく、、。が素敵です。

summer blue

鮮やかなブルーのブラウスに
真っ白のボトム。
そして中折れのストローハット。

強い風に飛ばされそうな帽子を気にしながらも、
颯爽とした姿が、なんとも素敵な方を見かけました。

こんな梅雨の季節は、
キリッとした気持ちは勿論のこと、
見た目の爽やかさも大事だなと痛感しました。

インテリアだって同じ。

さっぱりとした質感と
目に涼しげなブルー&ホワイトで。

seijo market

昨日は駅前西口広場で開催された「成城ふれあい市」に参加しました。

実行委員の方々に無理をお願いして、当日の朝に急遽参加させて頂くことになったのですが、お陰様で多くの方々にご来場頂きました。ありがとうございました。

私達自身も、大好きなマーケットの雰囲気を味わいながら、
とっても楽しいひと時でした。
H嬢はアティックの商品の準備をしながらも、目の前で格安で販売されていた「世田谷採れたて野菜」がとても気になっていたようで、早速大量に買い込んでました。(さすが主婦!)

私も「恵の木」さんが出されていた、{浜干しのちりめんじゃこ}が絶妙の塩加減でとっても美味しく、2つゲット。

途中、「プレステージ」さんからタコスをおすそわけ頂き、塩分補給して、熱中症対策もばっちりでした。

そんなこんなで、何故か搬入時よりも、帰りの方が荷物が重いアティックでした。。

ロンドンでの買い付けは、マーケットを巡ることが多いのですが、たいていはアンティークのストールの他に、ドリンクや軽食の屋台が出ていて、地元の人や観光客がリラックスしながらアンティーク・ハンティングを楽しんでいます。

アンティークだけではなく、ロンドンのストリート・マーケットは昔から有名ですね。
曜日毎にどこかしらで開かれています。
そこへきて最近またまた、新しくお洒落なマーケットが増えているようです。

これまでは悪評高かった英国の食糧事情でしたが、近頃はすっかりグルメ大国に変身。
又、オーガニックへの関心もトップクラス。

そういったものの需要の多い、比較的ハイセンスな街で、
内容も充実していて、且つヴィジュアルにも工夫のある素敵なマーケットが多いように見受けられます。

お野菜やドリンク、手作りのパンやお菓子、色とりどりの花々、移民が多いお国柄でしょうか、各国の料理の屋台、勿論、可愛らしい雑貨やヴィンテージ、、、等など。
そして時には子供たちを楽しませるようなゲーム・コーナーがあったり。

日常的に気軽に地域の人々とマーケットを利用して楽しむ。

そんな環境がいつもとっても羨ましく感じています。

いつか成城でも。
実現できれば嬉しいなぁ。。

vintage charm

ヴィンテージ ファブリックの魅力は
その質感、柄などは勿論ですが、
今の量産品では考えられないような色使いにもあるのではないでしょうか。

ベージュの地色にオレンジのバラの花。
なかなかないですね。

こちらは、小さな窓のカーテンとして使われていたのでしょうか。
簡単な端の始末はしてあります。

手芸の得意な方には、小さな手提げ袋やクッションを作って頂くのにも良さそうです。

勿論そのままテーブルに敷いたり、カフェカーテン用の金具を使って、窓に吊るしても。

ロンドンで布ものを探す時は
いくつかのマーケットを回る他に、
お気に入りのディーラーさんのところにも必ず立ち寄ります。

膨大な商品が所狭しと山積みされ、
壁に掛けられ、天井から吊るされ、
チェストの引き出しのなかからあふれ出しています。
商品を踏んでしまわないように、
つま先立ちで歩かなければならないほど!

彼女のセレクトは確かなのですが、
そのおびただしい数の中から、
アティックのテイストや予算に合うものを
選び出さなければなりません。

根気と集中力がいるけれど、
とっても楽しい時間です。

hydragea

家の庭先から摘んできた紫陽花。

梅雨の季節を代表する花ですね。

水分を含んでいて、潤いを感じさせるのに、
何故かジメジメした感じがない。

むしろ、空気中の湿気を払ってくれるような。

庭先や玄関先にたわわに生い茂る紫陽花も素敵ですが、
部屋の中に生けても、清涼感を感じさせてくれます。

今日はビクトリアンの陶器のジャグに。

ジャグに描かれた葉っぱのグリーンがみずみずしくて、
ピンクがかった紫の紫陽花に良く合ってくれました。

another chance

買い付け先のマーケットで、ようく目を凝らして選び抜いたつもりでも、ホテルに持って帰り、梱包している時に、
小さな欠けやヒビを見つけてしまったり。

もともとダメージがあるとわかってはいても、
絵柄のあまりの可愛らしさや、繊細な細工に魅せられて、
「このお値段だったら、、」と買ってきたもの。などなど。

アティックでは、出来るだけ完品にちかいものを扱うように心がけていますが、
残念ながら、もしくはワケあって、ダメージのあるものも置いています。
本来の目的かには役不足になるかもわかりませんが、
格安品ならではの、思い切った使い方をして頂ければと思っています。

写真のプレートは 50年代のフランス製。
最近ますます人気がでて、状態の良いものはなかなかのお値段になっていますね。

こちらもステンシル柄がカントリーな雰囲気でとってもかわいいのですが、中央にうっすらとヒビが入ってしまいました。

例えば、アイビーを植えた素焼きの鉢の下に敷いたり。
チェストの上の、アクセサリーや鍵の置き場にしてみたり。
専用の金具を使って、壁掛けの飾りとしても。

他にもアイデア募集中です!

change colours

今朝、店に入るなり、
「あれ、店内がちょっと広くなった??」と思ったのですが、
勿論そんな嬉しい奇跡がおきるわけもなく、ちょっとした目の錯覚でした。。。

そういえば昨日帰る前に、入口とカウンター後ろのカーテンを
替えていったんだっけ。

秋。冬バージョンは黒地にピンクのバラが散りばめられたもの。
そしてこれからの季節は、淡いブルーとベージュのストライプに、ピンクのバラがプリントされたものに。

どちらも開店の時から何度も洗濯を繰り返してきているので、なんとなくヴィンテージのような良い感じになってきたような。

それにしても色の効果は絶大。

淡色の布地に替えただけで、広く感じるだけでなく、
見た目にも清涼感が出て、気分もリフレッシュします。

(自宅でも私が何年も鍵盤を触ることなく置き去りにされているピアノのカバーや、サイドボートやテーブルのクロスを
織生地のものから、お手製レース編みのものへ
母がせっせと替えてくれています。。。)

お部屋の中を見渡すと、布製のものだけでなく、素材や色を替えるだけで、季節感を得られるものってありますよね。

例えば照明。

布製のランプシェードは勿論のこと、
ガラスのアンティーク・シェードも。
寒い季節に楽しんだ暖色系のハンドペイントやプリントのものから、
透明ガラスにエッチングが施されたものへと替えてみるだけで、
灯りの透明感が増して、とっても爽やかな空間に!

節電が必須となるこの夏ですから、
お部屋の衣替えでも工夫していきたいですね。