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forget me not

忘れな草は英語で「forget me not]。

花言葉は「私を忘れないで」。

淡いブルーに小さな花びらのお花ですが、
こんなに可憐な姿と佇まいだったら、
花の女王である薔薇の中にあっても、
きっと忘れられない存在になりそう。

英国ビクトリア時代は、花言葉に秘めた想いを託し、
花束やカード、身の回りで使う小物やジュエリーを贈り合って、
気持ちを伝えあうことが流行したそうです。

とてもロマンチックな習慣ですが、受け取る側にも花言葉の知識がないと、「???」になってしまいますね。。

今の時代はもっと気軽に花言葉を楽しむのもよいかも。

卒業やお引っ越しなどで離れてしまう友人に、
想い出としてプレゼントなんて、、
いかがでしょうか?

* 2月28日のフラワー・アレンジメントの会ですが、
  お花の準備の都合上、お申込みを日曜日までにさせて頂きます。
プロのコツを学べるチャンスなので、私も楽しみです!
  ご参加、お待ち申しあげます!
  (tel: 03-5490-6601)
  講師のChieさんのブログもご覧下さいませ。
  

rainy thursday

冷たい雨が寒さを2倍に感じさせてるような東京です。

「ロンドンの雨はざっと降ってすぐに止む。スコットランドでは雪と同じように絶え間なく降り続ける。」
先述の小説「クレアモントホテル」の一節です。

ロンドンは雨が多いのは有名ですが、確かによく降る割にはすぐにからっと止んで、またしばらくすると降り始めて、、、なんてことが多い気がします。
しだいに傘を取り出したり仕舞ったりするのも面倒になって、
ロンドンっ子気取りで、傘をささずに平気な顔をしてみたり、、、。

スコットランドは学生時代にエジンバラを訪れただけなのでよくわからないのですが、「雪のように、、」なんて、なんだか寒そうですね。

さて、日本の雨は?

日本語には「雨」の付く美しい言葉が数多くあるように、
色々とバリエーションがあって、とても一言では言い表せない気がしますが、どうでしょうか?

プティ・セナクルさんからお土産にいただいた美味しいチョコレートとコーヒーで、暖まりながら考えます。。

* アティックでのフラワー・アレンジの講習会ですが、
 まだお席ございます。
 駅前でのご用事のついでなどに、お気軽にご参加頂ければとお待ちしております。
 詳しくは2月11日のブログをご覧下さいませ。

London night

昨晩のプティ・セナクルには、たくさんの方にご参加頂き、
有難うございました。
ついつい私自身が楽しくなって、興奮してしまいました。。。

毎回ご参加頂いている方々にお会いできると、とても安心しますし、又、初めての方にもいらしていただき、嬉しかったです。ありがとうございました。

次回は4月に「ロンドンの春〜夏の巻」。
まさにロンドンのベストシーズン!!
色とりどりの草花が咲き誇る爽やかな気候のなか、公園でピクニックしたり、半日くらいちょっと郊外まで足をのばしたり、、、。
大都会とは思えない過ごし方が、数日間の旅行中にも思いっきり楽しめるのも、この季節のロンドンの魅力。

夜10時頃まで明るくなる季節は、アクティブに色々なことを楽しむチャンスですね。

そろそろエリザベス女王即位60周年関連の催しや、ロンドンオリンピックの情報などと合わせて、ロンドンへの注目も増していきそうです。
ん〜!楽しみぃ!!

次回もご都合がよろしければ、是非ご参加下さいませ。
お待ち申し上げます。

The Claremont ( film )

話は戻って、映画の「クレアモントホテル」。

原作にあった少し辛辣な部分が、良い具合に柔らかくなって、
爽やかで、暖かい映画でした。

小説は1970年代に発表されたようですが、映画は現在のロンドンを舞台にしています。
その他、登場人物や細部を少し変えていました。

(全くの個人的な感情ですが)その中で少し残念に感じたのは、ホテルの住所がクロムウェル・ロードからランカスター・ゲートに替えられていたこと。
原作はクロムウェル・ロードとハロッズ、サウス・ケンジントン、そしてハイドパークを挟んで北側に位置するベイズウォーター地区の描写が、色々と物語ってくれていて良かったのですが。
やはり時代設定の違いからなのでしょうか。

一方、印象に残ったのは、灯り。
孤独を感じるパルフリー夫人の部屋ランプ、質素なルド青年のフラットでの食事のシーンでのロウソク、ロンドンのホテルにありがちな真っ赤な絨毯を照らす照明、通りの街灯、、、。
暗くて冷たい季節のロンドンには欠かせないもの。。。

と、またまたロンドン熱が出てきました。
来週プティ・セナクルでお話するのも楽しみです!

お花屋さんの店先もカラフルになり始めましたね。
外はまだまだ寒いですが、、。

SwElegance from Rica

アティックでもスウェーデンのエレガントな一面を紹介して頂いてるRicaさんから、またまた素敵なお知らせが届きました。
(新宿・伊勢丹での催事 2月29日から)

スウェーデンというと、寒い国特有の素朴な工芸品や、機能的なデザインが注目されがちですが、
北欧のベニスと呼ばれる首都ストックホルムなどは、海と森に囲まれながらも、とっても洗練されたエレガントな街。

数年前に私もRicaさんを頼って訪れたのですが、
旧市街や、現在も王室の住まいである宮殿などは、まるでディズニー映画の世界。
(因みに、旧市街はあの「魔女の宅急便」の街のモデルだと聞いたことがあります。)

Ricaさんは今までなかなか紹介されることの少なかった、スウェーデンのそんな一面を
オリジナルブランド[Rosenkrona]の作品やビンテージのテーブルウエアで表現してくれています。

春が待ちきれない季節。
私もとっても楽しみです。

素敵な写真は是非Ricaさんのブログでご覧下さい。

The Claremont

「 パルフリー夫人が初めてクレアモントホテルに着いたのは、一月のある日曜日の午後のことだった。ロンドンの街は雨が降り込められ、夫人の乗ったタクシーは水しぶきをあげながら人気の途絶えたクロムウェルロードを走っていく。くぼんだ小さなポーチを一つ一つ通り過ぎるたびに、運転手は速度を緩め、頭を雨の中に突き出した。そのホテルの名を聞いたことがなかったからだ。、、、、、」
(「クレアモントホテル」集英社文庫より)

小説「クレアモントホテル」はこのような文章で始まります。

公開当時から気にはなっていたものの、観る機会を逸していた映画「クレアモントホテル」。
ようやくDVDで見ることが出来たのですが、その前に原作もと思い、エリザベス・テイラー(かの大女優とは同姓同名!)原作の小説を読みました。

なんとも味わい深い小説でした。

そして上記の出だしの一文から、自分がまるでロンドンにいるような錯覚を起こさせてくれるほどに、気持ちを掴まれたのです。

ロンドンに旅行をされた方で、有名な老舗ホテルや大型ホテルではなく、小さなプライベートホテルやB&Bなどに滞在された方は、私と同じ様な感覚を持たれると思うのですが、いかがでしょうか?

ロンドンのタクシーはご存じの通り、とっても優秀で、市内中心部であれば名所は勿論、全ての通り名(ロンドンにおける住所)を把握しています。
ですので、ドライバーに行き先の通りの名前を伝えたら、何処へでも連れて行ってくれるのです。
でもさすがに通り名の前に付く番地の場所までははっきりしないので、速度を落としながら、建物の玄関前にある柱やドアに示される番号を確認して探してくれます。

空港からヒースロー・エクスプレスで、ロンドン市内のパディントン駅まで。(約15分!!)
タクシー乗り場の長い列。
ようやく私の番になり、助手席の窓が開いて、ドライバーにホテルの住所を告げる。
「OK!」とドライバー。(笑顔だったり、そうでもなかったり、、)
自分でタクシーの重いドアを開けて、大きな荷物(ほとんど梱包材)を座席に放り込む。
初めてのホテルに期待と不安を感じながらも、久しぶりのロンドンの街並に見入ってしまう。
いよいよメモに記した住所の通りに入って、ドライバーと二人、身を乗り出しながら、建物の番号を探す。
「あった!」と思わず日本語の私。

ロンドンに着いた初日の、まだそこの空気や言葉に慣れない緊張感の中での私自身を パルフリー夫人に重ねてしまいました。

なんて、、私事に長くなってしまいましたね。
映画版のお話はまた今度させて頂きます。

写真はロンドンのホテルの部屋からのもの。
着くなり雨。ロンドンですからね。
なんでこんな写真を撮ったかは不明ですが、この小説を読んで思い出した一枚です。(これもまた、現実のロンドンの姿)

さて、来週のプティ・セナクルさんでも、この小説や映画のお話なんかもはさみながら、楽しい時間に出来たらと思っています。
ご参加をお待ちしております。

sense and sensibility

なんということでしょう!

ポアロが終わり、やっと早寝が出来ると思っていたら、
昨晩BS放送で「ある晴れた日に」をやっているではありあせんか!!

やっぱり観てしまいました。
(もう何回目でしょうか、、、。)

18世紀の人々の(主に上流階級)生活、階級意識、考え方などを知ったり、
当時のファッション、インテリア、身の回りの道具等など、
博物館や写真で見るのとは違って、よりリアルに感じることが出来て、英国の歴史を知る上でも、とても参考になりますね。

今回は特に、田舎の大邸宅とコテージ、
そして、お金持ちが社交の季節に滞在するロンドンのタウンハウスなどの対比も楽しめました。

アティックの二人は、ジェーン・オースティンの大ファンです。小説は勿論、映画化、ドラマ化されたものが大好きで、
(特にH嬢はかなり詳しいです。。)
よく話題に上ります。

因みに、この作品では私は当然エドワード派なのですが
(なんていったてヒュー様が演じたのですから)、
H嬢はウィロビー派。
(この後、共演したエマ・トンプソンとウィロビーを演じた俳優が結婚したので、H嬢からはかなりのブーイング、、、。)

私達はこういったことに関しては、いつも好みが分かれて丁度良いのです。

つまり、私が「sense」で、H嬢が「sensibility」???

* プティ・セナクルでの講座につきましては、下記HPをご覧くださいませ。

* アティックでのフラワーアレンジの講座については、2月11日のブログをご覧下さいませ。

どちらもお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。

pansy

ビクトリア時代には、様々な場面でカードを贈り合っていたようですが、バレンタインのカードもその一つ。

心を込めて手作りされたカードには、
気持ちを伝えるために、当時ポピュラーになり始めた花言葉が用いられることも多かったようです。

「愛情」をあらわす薔薇はもちろんのこと、
パンジーもバレンタインには好まれていたとのこと。

パンジーの花言葉は、「私を想って」。

だからでしょうか、パンジーの絵柄のものは
ひときわロマンティックな雰囲気です。

* プティ・セナクルでの講座につきまして、詳しくは下記HPをご覧くださいませ。
 

* アティックでのフラワー・アレンジの講習会については
2月11日のブログをご覧下さいませ。

どちらもお電話にて、お気軽にお問い合わせ下さい。

St Valentines Day approaches

昔々、17世紀頃のお話。
人は聖バレンタインデーの朝に最初に出会った未婚の人と
結婚する運命にある、、、、
ということが言われていたらしいですが、
(「英国流の暮らし」シーラ:ピクルス著)

もしそんなことがあるなら、
バレンタインデー当日は怖くて家に引きこもってしまいそうです、、、、。
(あっ!でもやっぱり出ておいた方がよいかな。。。?)

日本では女性から男性へチョコレート。が一般的ですが、
最近では欧米の習慣にならって、
男女を問わず、プレゼントを贈りあうことも増えてきたようです。

プレゼントもチョコレートに限らず、カードやお花、その他なんでも、相手想う気持ちがこもっているものであれば。

勿論、素敵なアンティークなら、バッチリ気持ちが伝わりそう!!