green & red

パステルでラブリーなものが多いと思われているアティックの商品ですが(実際にその通りですが、、、)、
実はシックで大人なものも大好きです。

例えば、こんな風に柄が単色でプリントされたものが
最近のお気に入りです。

左は、クリーム地にグリーンのプリント。
19世紀後半、ビクトリアンです。
梅と桜のモチーフがとっても東洋的なのに、
その佇まいはやはり西洋。
この当時流行したジャポニズムのムードが伝わってくるようです。

右は、白い磁器に赤のプリント。
1910年代、エドワーディアンです。
バラとガーランドの模様ですが、
可愛らしいだけでなく、とってもエレガント。
フルセットで揃っていたらどんなに素敵かと想像してしまいますが、
1客づつ違う色で集めていくのも楽しいかもですね。

sweet boxes

講師に額縁製作の工房KANESEIの石井先生をお招きした
先日のイニシャル小箱講習会。

お陰様で満席となるご参加を頂き、
無事に終了いたしました。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました。

和やかな雰囲気でありながら、皆さんとっても真剣で、
その出来栄えは先生も想像以上だと驚かれるほど。

事前にそれぞれお好きなイニシャルを選んで頂き、
先生が下地を作ってきて下さったものに、
着色し、模様を描いていきます。I

皆さんの選ばれる色のセンスが抜群で、
どこか有名なショコラティエのパッケージにもなってしまうくらい!
しかも繊細な模様描きもとてもお上手で、アドリブも効いていました!

皆さんの作品の集合写真を撮らせて頂いたのですが、
私の痛恨のミスで、影になってしまい、ご覧頂けないのがとっても残念です。。。
(KANESEIさんのHPで写真をご紹介頂いていますので、是非ご覧になってくださいませ。)

手のひらサイズの小さな桐の箱。
皆さんの小箱の中には今、
何がしまわれているのでしょうか?

KANESEI

写真は先生がご用意下さった下地の箱達。
この時点でこれだけ素敵なのですから!!

attic x Rosenkrona

スウェーデン在住で、ご自身のブランド「Rosenkrona」のデザイナーとしてご活躍のRicaさん。

北欧というと、素朴でナチュラルというイメージを持ってしまいがちですが、歴史あるスウェーデン王室のスタイルの流れをくむエレガントな北欧スタイルを「SWELEGANCE」と名付けて、日頃から私達に紹介してくれている貴重な存在でもあります。

さらに最近は、ビンテージ・ジュエリーのコレクターとしての顔も。
アティックでも彼女のコレクションを取り扱わせて頂き、多くのお客様に喜んでいただいています。

そんなRicaさんから嬉しいお便りがあり、
来る12月に一時帰国なさるとのこと。

まさにクリスマス・シーズン。これはチャンス!!と、
Ricaさんにトーク&レクチャー、さらにはご自身のビンテージ・ジュエリーを販売頂くトランクショーをお願いすることになりました。

本場北欧のクリスマスの雰囲気を感じながら、輝くばかりのビンテージ・ジュエリーを実際に手にとって頂き、その歴史や鑑賞の仕方を学べて、さらには気にいったものをお買い上げ頂ける、またとない機会です。

是非皆様にご参加頂ければとお待ち申し上げます。

* ビンテージ・ジュエリーで彩る北欧のクリスマス *
            &
         トランクショー

日時  12月6日 (木) 1:00〜3:00

会場  カフェ ブールマン (成城)
    

    ヴィンテージ・ジュエリーの販売は会場を
    アティックに移してとなります。

参加費 ¥2,500 (お茶代込)

お問い合わせ、お申込みはアティックまでお電話にてお願い申し上げます。(03−5490−6601)

(カフェ・ブールマンさんにはお問い合わせ、お申込み頂けません。)

北欧に暮らす人々のクリスマスの楽しみ方等のお話を織り交ぜながら、主にスウェーデンのビンテージ・ジュエリーの歴史、刻印の見方、ロシアのジュエリーとの関わり等々、、、Ricaさんご自身のコレクションを実際に見せて頂きながらのトーク&レクチャーです。

さらには、ジュエリーとお洋服とのお洒落なコーディネートの仕方などを教えていただけるのも
ファッション・デザイナーでもあるRicaさんならでは。

数十点にも及ぶコレクションを一度に見ることが出来るのは
この日限りとなる貴重な機会です。
お気に入りを見つけたらお買い上げも頂けますので、ご自身へのクリスマス・プレゼントに!!

クリスマスの季節に、アンテークなムード漂うカフェ、ブールマンさんの美味しいコーヒーやお茶を楽しみながら、皆様と特別な時間を過ごすことが出来たらと、多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

さて、今日の写真はRicaさんがスウェーデンから送って下さったもの。

森の落ち葉とビンテージ・ジュエリーとのハーモニー。。
彼女が暮らすストックホルムの静謐でひんやりとした空気さえも伝わってくるようです。

Rosenkrona

breakfast

温泉宿でいただくお魚の朝食、
パリのカフェで、床やテーブルにポロポロとこぼしながら頂くクロワッサンとコーヒーの朝食、
チーズの種類がさすが!のスイスの朝食、
バイキング・スタイルの発祥の地、スウェーデンのホテルでの、一日分のカロリーを充分摂取出来るくらい盛りだくさんの朝食、、、。

旅の楽しさは、朝食で決まる!といっても過言ではないくらい、私にとっては旅のメインイベントの一つです。

そしてロンドンでは。

朝の早い買い付け旅では、ホテルの朝食時間に合わないことがほとんどですが、
少し遅めの出発の朝、部屋の扉を開けて廊下に出た瞬間に、地下の厨房からベーコンをカリカリに焼いているであろう香ばしい匂いや、コーヒーや紅茶の香りが、安ホテルの赤い絨毯や織柄の壁を伝って漂ってくるのを感じるのは、
やはりたまりません!

と、また話しが長くなりそうなので、、、。

来月18日に、石澤季里さん主催のプティ・セナクルさんで、ロンドンの朝食についてお話しさせて頂くことになりました。
もしよろしければ是非ご参加頂ければとお待ちしております。
詳しくはプティ・セナクルさんのHPをご覧下さいませ。

先日フランス・アルザス地方の有名なジャムを頂きました!
すごく美味しいという噂は聞いておりましたが、
なかなかの高級品で食する機会がなかったもの、、。
ありがとうございました!

合わせるパンも吟味して、朝食に頂きたいと思います。
自宅に居ながらにして旅気分です!

皆様、13周年に際しまして温かいお言葉を頂き、有難うございます。
大変励みになります。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

A Mad Tea Party

英国といえば紅茶ですが、
現代の一般的な日常生活のなかでは、私達がイメージする正式なセッティングやマナーで紅茶を飲むことは稀で、
実際は、手軽なティーバッグを使って、ちゃちゃちゃっと入れることの方が多いようです。

その証拠に、街のスーパーの紅茶売り場を見ると、さすが圧巻の品揃えながら、そのほとんどがティーバッグ。
リーフティはよ〜く探さないと見つからないことも。

色々と難しいマナーに沿っていなくても、英国の水の質などが紅茶を美味しく入れるのに適していることもあるでしょうが(実際、ファストフード店の紅茶でさえ、英国で飲む紅茶はそうとう美味。)、朝から晩まであれだけのティータイムをこなす為には、「まずはポットとカップを温めて〜、、」なんて、毎度やってもいられないのかも。

逆に言えば、ポットを使って紅茶を入れることは、もうそれだけで特別なティータイムを味わえるということ。

少しでも時間や気持ちに余裕のある時は、是非、ポットで丁寧に入れた紅茶と共に優雅に過ごしたいものです。

写真の小ぶりで可愛らしいポットは、ちょうど1〜2名分にぴったりの大きさ。
実はもともと「tea for two」という、二人用のティーセットにあったものです。
今はこのポットとクリーマーだけ、単品で販売しています。

でも今私達が日頃目にしているアンティークのものって、
全て、何十年もの歴史の中で、様々な出来事の中から生き残ってきたもの。
そう考えると、このポットに対する愛情もより深くなるような気がします。

テーブルを華やかにしているのは、先日のフラワーアレンジ講習会で、講師のChieさんが余ったお花を使って生けて下さったものです。
(家庭にある空き缶に上手に生けるウラ技も教えて頂きました。)

Y嬢がディズニーランドのお土産に買ってきてくれたクッキーの空き缶を花器に、気分は「アリスのお茶会」です。

これも私がおばあちゃんになる頃には、立派なビンテージ缶になっているかな?

doily

買い付けリストに必ず入るマストアイテムの一つが
ドイリー類。

花瓶や置き物の下に敷いたり、
少し大きめのものでしたら、ティーカップの下に敷いて
ティータイムを華やかにアレンジすることも出来ます。

ひとくちにドイリーといっても
手編みのレースであったり、
リネンにレースの縁取りの施されたものや、
カラフルな刺繍が楽しいものであったり、、、。

ロンドンのマーケットでは数軒頼りにしているディーラーがいます。
コンディションが良いものを揃えていて、値段が手頃であることが絶対条件ですが、
私にとってもう一つ条件が。

それは、ディーラーの計算が速いこと。

アンティークのドイリーはほとんどが一枚一枚が違うもの。
それに伴い、値段もまちまちです。
(たまに「この箱の中、全て〜ポンド」なんてこともありますが、状態の良くないものも含まれていることが多いので、注意が必要です。)

それらをたくさん買うとなると、当然ディーラーさんも細かい計算でてんてこ舞いになってしまいます。

でもこちらは一分一秒が惜しい急ぎ足の買い付け行脚。

私が決めている先から、次々計算を始めてくれるディーラーさんはとっても助かります。
そして意外にも(?)英国人に多いのが暗算の達人。
私が電卓でもたもたしているのに、口で数字を読み上げながらどんどん計算をして、しかも正確なディーラーさんは大好きです!

一方、たま〜にいらっしゃるんです。

積み上げられたドイリーをガバッと掴んで、
ドシンと椅子に座り直し、
「OK!じゃあこれから計算を始めるとしようか。」
(「え”〜これから〜」)

「おっと、これはなかなか良いのを選んだね。ウインク。」
(褒められるのは嬉しいけれど、全部にコメント付き?
それにウインクは別に、、いらない、、。」)

「あれ?こっちのには値段が付いてないな。後で確認してみよう。」
(「今決めちゃってぇ〜!」)

さらには途中、マグカップの紅茶を一口、二口。
通りがかったお友達のディーラーと一言、二言。

「さ〜て、以上でいいかい?
ではもう一度初めから確認してみよう。」
(「——-。」)

そんなこんなも楽しい買い付けの旅ですが、、。

アティックではそうして(?)買い付けたドイリー類も多数取り揃えております。(¥800〜)
真っ白なレースのものは永遠ですが、
これからの季節には、少し色のかかったベージュ系のものやカラフルな糸で編んだものも、温かみが出て良いですよ。

写真は昨日のフラワーアレンジ講習会での作品です。

クリーム色のレース編みのドイリーで華やかさも倍増ですね!

flowers in a tin

あいにくの雨模様ですが、気温もぐっと下がり、
秋らしい気候となってきました。

ことのほか暑さが厳しかった今年の夏は
生花を飾ることをためらいがちでしたが、
いよいよお花を楽しめる季節となりましたね。

そんなことを感じ始めた今日の午後は
恒例、Chieさんによるフラワーアレンジメントの講習会が
ご近所のカフェ、ブールマンさんを会場にお借りして行われました。

今回のテーマは、アンティーク缶にアレンジメントを楽しむ。

最初はアティックの商品の缶を用いて、Chieさんがアレンジのお手本を披露して下さいました。

オアシスの使い方、花の切り方などの基本的なことから、
実際にアレンジするにあたり、お花のバランスのとり方、配色のコツ等々、教えて頂いたのですが、
先生が迷いなく次々と作業を進める姿に、
ご参加の皆さんから感嘆の声が。

そしていよいよ実践タイム。

今回皆さんにはアンティーク缶の代わりに、紙の箱を使ってアレンジして頂きました。

先生がご用意下さった秋色の花達を使って、
皆さんで黙々と、かつ、おしゃべりを楽しみながら作業。
(今回も下北沢のおしゃれなお花屋さん、ガルディナさんからお花をご提供頂きました。)

先生のワンポイント・アドバイスで驚くほど作品がまとまるのに、いつもながらビックリです。

しかも、同じ箱、同じ花材を使っているのに
何故か出来あがりに違いと個性が表れるのが
毎回楽しみでもあります。

今回も皆さん本当に素敵な作品に仕上がりました!

背が低く、安定感のあるアレンジなので、
食卓やチェストの上、お玄関等に飾るのにぴったりです。

最後はお待ちかねのカフェタイム。

ブールマンさんの美味しいコーヒーやお茶を頂きながら、
引き続きのおしゃべりはつきることがありませんでした。。
(メニュー選びにも皆さんの個性が、、、、)

ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。

次回は皆様からのリクエストもあり、
クリスマスを前に、クリスマスリースを教えて頂こうと考えています。

12月の初旬を予定しています。
またあらためてお知らせさせて頂きますので、
是非ご参加下さいませ!!

Chie Onodera

Flower Bar Gardena

Cafe Beulmans

Thank You XXX

お陰様でアティックは本日13周年を迎えることが出来ました。
日頃よりご来店頂きまして、誠にありがとうございます。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

思い返すと本当に早い月日でした。

お店を開きたいとは思っていたものの、
それは漠然とした夢でした。

ある日突然この店舗物件が目に入り、
これを逃したら、、、と決心して、
急遽二人でロンドンに商品の買い付けに向かいました。

多くの方々に、たくさんご迷惑をかけながら、又色々と助けて頂き、準備期間約1カ月でオープンすることが出来ました。

こんなに小さな店で、大きな変化もない中、13年間飽きることなく続けてこられたのは、
いつもご来店頂く皆様のお陰と、心よりお礼申しあげます。

また、あらためてアンティークの魅力は永遠だなぁ。。
と、しみじみ感じる今日この頃です。

これからも皆様に気軽にお立ち寄り頂き、
お買い物を楽しんでいただけるような、
アンティークのセレクトショップとなるよう
励んでまいります。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

アティック
木本
石井