英国といえば紅茶ですが、
現代の一般的な日常生活のなかでは、私達がイメージする正式なセッティングやマナーで紅茶を飲むことは稀で、
実際は、手軽なティーバッグを使って、ちゃちゃちゃっと入れることの方が多いようです。
その証拠に、街のスーパーの紅茶売り場を見ると、さすが圧巻の品揃えながら、そのほとんどがティーバッグ。
リーフティはよ〜く探さないと見つからないことも。
色々と難しいマナーに沿っていなくても、英国の水の質などが紅茶を美味しく入れるのに適していることもあるでしょうが(実際、ファストフード店の紅茶でさえ、英国で飲む紅茶はそうとう美味。)、朝から晩まであれだけのティータイムをこなす為には、「まずはポットとカップを温めて〜、、」なんて、毎度やってもいられないのかも。
逆に言えば、ポットを使って紅茶を入れることは、もうそれだけで特別なティータイムを味わえるということ。
少しでも時間や気持ちに余裕のある時は、是非、ポットで丁寧に入れた紅茶と共に優雅に過ごしたいものです。
写真の小ぶりで可愛らしいポットは、ちょうど1〜2名分にぴったりの大きさ。
実はもともと「tea for two」という、二人用のティーセットにあったものです。
今はこのポットとクリーマーだけ、単品で販売しています。
でも今私達が日頃目にしているアンティークのものって、
全て、何十年もの歴史の中で、様々な出来事の中から生き残ってきたもの。
そう考えると、このポットに対する愛情もより深くなるような気がします。
テーブルを華やかにしているのは、先日のフラワーアレンジ講習会で、講師のChieさんが余ったお花を使って生けて下さったものです。
(家庭にある空き缶に上手に生けるウラ技も教えて頂きました。)
Y嬢がディズニーランドのお土産に買ってきてくれたクッキーの空き缶を花器に、気分は「アリスのお茶会」です。
これも私がおばあちゃんになる頃には、立派なビンテージ缶になっているかな?
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