買い付けリストに必ず入るマストアイテムの一つが
ドイリー類。
花瓶や置き物の下に敷いたり、
少し大きめのものでしたら、ティーカップの下に敷いて
ティータイムを華やかにアレンジすることも出来ます。
ひとくちにドイリーといっても
手編みのレースであったり、
リネンにレースの縁取りの施されたものや、
カラフルな刺繍が楽しいものであったり、、、。
ロンドンのマーケットでは数軒頼りにしているディーラーがいます。
コンディションが良いものを揃えていて、値段が手頃であることが絶対条件ですが、
私にとってもう一つ条件が。
それは、ディーラーの計算が速いこと。
アンティークのドイリーはほとんどが一枚一枚が違うもの。
それに伴い、値段もまちまちです。
(たまに「この箱の中、全て〜ポンド」なんてこともありますが、状態の良くないものも含まれていることが多いので、注意が必要です。)
それらをたくさん買うとなると、当然ディーラーさんも細かい計算でてんてこ舞いになってしまいます。
でもこちらは一分一秒が惜しい急ぎ足の買い付け行脚。
私が決めている先から、次々計算を始めてくれるディーラーさんはとっても助かります。
そして意外にも(?)英国人に多いのが暗算の達人。
私が電卓でもたもたしているのに、口で数字を読み上げながらどんどん計算をして、しかも正確なディーラーさんは大好きです!
一方、たま〜にいらっしゃるんです。
積み上げられたドイリーをガバッと掴んで、
ドシンと椅子に座り直し、
「OK!じゃあこれから計算を始めるとしようか。」
(「え”〜これから〜」)
「おっと、これはなかなか良いのを選んだね。ウインク。」
(褒められるのは嬉しいけれど、全部にコメント付き?
それにウインクは別に、、いらない、、。」)
「あれ?こっちのには値段が付いてないな。後で確認してみよう。」
(「今決めちゃってぇ〜!」)
さらには途中、マグカップの紅茶を一口、二口。
通りがかったお友達のディーラーと一言、二言。
「さ〜て、以上でいいかい?
ではもう一度初めから確認してみよう。」
(「——-。」)
そんなこんなも楽しい買い付けの旅ですが、、。
アティックではそうして(?)買い付けたドイリー類も多数取り揃えております。(¥800〜)
真っ白なレースのものは永遠ですが、
これからの季節には、少し色のかかったベージュ系のものやカラフルな糸で編んだものも、温かみが出て良いですよ。
写真は昨日のフラワーアレンジ講習会での作品です。
クリーム色のレース編みのドイリーで華やかさも倍増ですね!
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