一時期のフィーバーはだいぶ落ち着いたとはいえ、
まだまだ人気のスージー・クーパー。
大きなブームの波はあっても
素朴で温かみのある彼女の作品の魅力は
流行とは無縁のものですね。
日本のみならず、本国イギリスでも勿論大人気のスージーの作品は、ロンドンのマーケットでも高値が付けられます。
特にスージーのものを多く扱う専門のディーラーなどは、種類も量も豊富にある分、お値段も強気のところが多いようです。
棚やケースにじゃじゃーんと並んだスージーのカップやプレート等を眺めていると、「あれも、これも、それからこの棚の端から端まで、、」と、言いたくなりますが、そんなことをしたら買い付けの予算が全部ふっとんでしまいます。
なので、アティックの場合、ほとんどが「偶然の掘り出し物」狙い。
スージーを専門に扱うディーラーさんではなく、
色んなものをごちゃごちゃと持ってきている「何でも屋さん」的なディーラーが、ごくたま〜に、ひょこっとスージーを持っている場合があるのです。
彼らは特にスージーに関心がある様子もなく、お値段もビックリお値打ち価格のことが多い。
そんなディーラーさんに出会えたら、興奮をひた隠し、ゆくりと落ち着いて、でも小走りに(他の人に取られたくないので!)近づき、さりげなく値段交渉(内心あまりの安さにニンマリしながら、、)、そして逃げるように持ち帰ります。(勿論きちんとお支払はしますよ。当たり前ですね。。)
そんなこんなで手に入れたスージーのお皿達。
こちらの写真はご存じ「ウェディング・リング」柄。
スージーがグレイ社を辞めて独立し、
世界的な恐慌の時代を「実用性と上品な芸術性」を持つ作品により生き抜き、充実期を迎えた1930年代の作品です。
その名の通り、当時はお嫁入り支度の品として好まれていたとか。
なるほど、新婚家庭のテーブルが、温かく、明るい雰囲気になりそうですね。
スージーの食器を一度にずらっと揃えるのは大変だけれど、
気に入った柄を一枚づつ、出会う度毎に買い足していく、、、。というのも(アティック方式)、楽しいものです。。
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