夏休みも終盤に。
良い子のみんなは宿題進んでいるかな?
Y嬢は今年の自由課題に読書感想文を選び、
「あしながおじさん」について書くらしい。
「あしながおじさん」は私も子供の頃大好きだった愛読書の一つです。
ご存じの通り、孤児のジュディが「あしながおじさん」に助けられ、名門の女子大に入学し、様々な経験をしながら学生生活を謳歌して、とうとう、、、。
大金持ちのおじさまが突如として現れて、、、という夢のようなストーリーは勿論のこと、
アメリカの上流家庭の暮らしぶりや、大学生の生活が描かれていて、しかも、翻訳(私が読んだのは多分、曽野綾子さんが翻訳されていた)と文章も何だかとってもお洒落で、、、
何度も読み返した記憶があります。
物語の中には色々なエピソードがあったはずですが、
不思議なことに一番心に残っているのは、
ジュディが高学年になり、学生寮のお部屋が一人部屋になったところで。お部屋に備え付けの家具が、上級生向きに少し上等にな「マホガニー製」のものになった。。というくだり。
まだその頃は純真無垢だった小学生の私の心に、
「マホガニーの家具 = 上等」と強くインプットされたのでした。
当時は{マホガニーの家具」なんていっても、実際にはどれがどれだか??といった状態で、白黒で線描きの挿絵の椅子を見て「ほほ〜」と思っていただけですが、後に大人になって、アンティーク家具屋で働くようになり、たくさんのマホガニー家具に触れることになろうとは。
縁なのでしょうか。。
あれからウン十年。
家具の歴史において、18世紀に、チッペンデールやアダム、ヘップルホワイトなどの家具デザイナーの台頭したのと時を同じくして流行したのがマホガニーだとか、
マホガニーだからと言って、上等なものばかりとは限らないとか、
他の素材でも、同様に(または、それ以上に)素晴らしい家具がたくさんあることなど、
もろもろと知ったわたしですが、
ある日突然、大金持ちのおじさまが目の前に現れて、私を助けてくれる!!なんてことは
もう夢でも実現しないことも知ってしまった、、、
ウン十さいの夏。。
、、、と、あまりの暑さに、ついついグチっぽっくなるので、、
アイボリー色と「マホガニー」ブラウンのクールな組み合わせで。
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