ポートベローでのアンティーク・ハンティングは
アンティーク好きには至福の時間ですが、
世界中から多くの人が集まる場所でもあるので、
ある程度の緊張感も必要です。
観光客や、現金を持ち歩いているディーラーを狙ったスリなども多いと聞きます。
幸い私は被害にあったことはないのですが、油断は禁物ですね。
くれぐれもお金の入ったポシェットを背中に回して、
掘り出し物探しに夢中になる、、なんてことのないようにしなければなりません。
折角の楽しい時間ですので、トラブルなどで台無しになってしまうのは、あまりにも残念です。
話は変わりますが、ポートベローでの休憩について。
ここ数年で通りにもたくさんのカフェやレストランがオープンし、休憩場所に困ることはありません。
(昔は通りのパブに入るか、マーケットのある日だけに出るワゴンのティー・スタンドで立飲み、、、だったのですが。
でも私はそちらも大好きです!)
ただ、やはり土曜日はどの店も大混雑!!
お手洗いを借りられるカフェやレストランの席を確保するのはとっても大変です。
そんな時は、ポートベロー通りと垂直に交わる通り(West Bourne Grove)や、平行にはしる通り(Kensington Park Road)に移動するのがベターです。
角を一つ曲がっただけ、通りを一つ隔てただけで、驚くほど人込みを避けられます。
ノッティング・ヒルという土地柄、お洒落なお店も多く、
「洗練された地元の人々の週末」も垣間見ることが出来て、
これもまた、ロンドンの中心地のマーケットならではの楽しみでもあるのです。
さて、休憩後まだ余力があったら、ポートベロー通りをさらに北上してみて下さい。
途中からアンティークのストール(店)が通りからなくなり、フルーツや野菜などの食料品や日用品を売るストールが出現します。
こちらは週末以外にも出ている、地元の人のためのマーケット。
(映画「ノッテぃング・ヒルの恋人」で、傷心のヒュー:グラントが通りを歩いていると、背景の季節がどんどん変わっていく、あのシーンのところです。)
そのまま行くと、どんどん混沌として、雑多な雰囲気になっていくので、ちょっと不安になるかたも多いかも。
電車の高架下辺りにも古着などのストールが出ているのと(こちらは金曜日にも古着中心のマーケットが出ています。)、数件掘り出しものが見つかる店(ただし、店内はぐちゃぐちゃ、、)が。
さらに北上すると、人通りがめっきり少なくなるのですが、
Golborne Roadにさしかかると、退廃的な通りに、また突如として素敵なお店が何軒か現れます。
この辺りはもともと移民の人々が住む町であったノッティングヒルの、昔の姿がそのまま残っているようで、少し緊張するけれど、エキゾチックでノスタルジックなムードが漂い、
いつも足が向いてしまいます。
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