cherry blossoms

ほんの数日前に咲き始めたと思った桜が、
あっという間に満開になって、
早くも桜吹雪となって舞い散るようになりました。

これからどんどん桜前線も北上していき、
待ち遠しく思っている方も多いことでしょう。

桜も色々な種類があるようで、
八重桜は勿論、他にもまだ蕾の桜もありました
東京でももうしばらくお花見楽しめそうですね。。

spring pastel

鮮やかな黄色のミモザが風に揺れているのを見るのも、
春の訪れを感じる幸せな瞬間です。

春先のロンドンでも、たくさんのミモザに出会えますが、
もうそろそろ終わりかな?

ロンドン北部の邸宅街Hamsteadを
道に迷いながらぶらぶらしていた時、
大きなお屋敷の玄関前に、これまた立派ななミモザの木にたわわにさいた黄色のミモザが。
犬の散歩に道行く美しいマダムの印象と一緒に、
鮮明に記憶に残る、ロンドンの春。

ところで、ミモザが英国にもたらされたのは、
18世紀にあのキャプテン・クックがオーストラリアから持ちかえってからなのだそうです。

さすが、世界中に勢力を広げていた大英帝国。

walk in London

Gardens, Road, Crescent, Square….。

20年程前にロンドンの学校に通っていた時、
友人宅やホームステイを含め、4つの家に滞在しました。
上記の4つは、その時の住所。

ご存じの通り、ロンドンはどんなに小さく狭い道でも名前がついていて、住所はその通りの名前に数字が付いたものになります。

例えば、ロンドンでもっとも有名な住所の一つは、
10 Downing Street,London
(ダウニング街 10番地)。
そう、英国の歴代首相官邸の住所ですね。

「Street」や「Road」等のほかにも、
上記のような「Garden」(お庭に面している通り)、
「Crescent」(三日月の様に湾曲している通り)、
「Square」(広場を囲んだ通り)や、
「Lane」(小道といってもけっこうひろかったりする)、
「Mews」(昔、大きなお屋敷の馬小屋があったところ)等々。

私が最初に滞在したのは、ロンドンでも屈指の高級住宅街にある知人宅。その名の通り、手入れの行き届いた素敵なガーデンに面した、ヴィクトリアン煉瓦のフラット。
初めての海外生活と、あまりのゴージャスさに緊張して、実はあまり記憶がない情けなさ、、。

次は2週間通った英語学校で斡旋されたホームステイ先。
色々な民族が暮らしているエリアで、ある意味現代ロンドンを象徴するような、ごく一般的な住宅街。
最初に滞在したエリアと雰囲気があまりにも違って、初めはすごく緊張したけれど、慣れてしまうと、身の丈に合っていて(笑)、なかなか過ごしやすかったな。

英語学校に通うよりも熱心に探した次なるフラットは、ロンドンに住む日本人向けの食材や情報などを提供してくれる「Japan Centre」にあった同居人募集の張り紙で見つけました。
(きれい好きで礼儀正しい日本人は、ルームシェアの相手として好まれているようで、その募集も日本人限定でした。)
そこはあの{ハロッズ」に近い、文字通り湾曲した通り。
またまた高級エリアに舞い戻ったのですが、内情は「Basement」つまり、半地下のフラットを4人の女子でシェアしてました。。。

治安は良いし、環境抜群、学校にも近く便利だったのですが、手頃なスーパーなどがなく、庶民が日常生活を過ごすには少々難あり、、、ということで、半年後に移ったのは、
広い芝生と花壇のあるガーデンに面したフラットの、今度は最上階(4階、勿論エレベーターなし)。
目の前のガーデンは鉄製の柵に囲まれていて、通常は鍵がかけられている「プライベート・ガーデン」。
こういったガーデンはロンドンのいたるところにあり、管理費を払った住人だけが鍵を持ち、入ることができるのです。
ほとんどがプロによって手入れされているので、とってもきれいに整備されています。
(映画「ノッティング・ヒルの恋人」で、主人公の二人が夜中柵をよじ登って入るシーンがありましたね。)

ガーデン良し、庶民派スーパー、コインランドリー有り、ナショナル・ギャラリーは徒歩圏内、そして何より、テムズに近く、かなり快適な生活でした。

ロンドンの地図を広げて、一つ一つの通りの名前を確認してみる。
通りの名前から、街の様子や景色、住んでいる人達のことを想像するのも楽しいものです。

気候も良くなり、ロンドンの街を散策するのに最適なシーズンです。
次回のプティ・セナクルでは、そんなお話もしたいと思っています。
是非ご参加下さいませ。

プティ・セナクル

pure、classic

新学期、新年度。

気持ちがシャキッとするような素敵な響きです。

当然わがアティックには新入社員さんなどはなく、
この12年同じメンバー(2人)でやってきたので、
新年度といっても、あまり、いや、まったく新鮮味がないわけですが、、、。

時にはピュアでフレッシュな気持ちを思い出さなくては!!

サラッとしたコットンのワンピースに、ヴィンテージのレースとブローチでベルト代りに。

このレースのモチーフは「Greek 」Key」と言われる柄です。

古代ギリシャ建築や壺などの美術品に多く用いられていたパターンなのでこの名がつきました。
その後の古典様式(ルネッサンスや新古典主義)の装飾にも頻繁に見られる、西洋クラッシックの代表的なパターンの一つです。

ヨーロッパで建築や美術品を鑑賞する際に探してみて下さいね。
この「Greek Key」が使われているということは、その装飾的な効果だけではなく、その作品自体がヨーロッパにおける古典を意識しているということを表現している場合が多いのです。

とは言っても、我々日本人には「ラーメン柄」に見えてしまうかも。

古代ギリシャと中国。
何らかのつながりが想像されますが、色々な説があるようです。

April

今日はエイプリルフール。

なんか気の利いたジョークでもないかと、
お茶を飲みながら考えましたが、
全く思い浮かびませんでした。。。

新しい月が始まりました。
今月も元気に過ごしましょう!

因みに、先ほど「きのきいた」を入力して変換したところ、
「器の木板」と出てきてビックリ!

嘘でしょ!!