それまでは一部の王侯貴族やお金持ちだけが
画家に依頼し肖像画を描かせていたものが、
ビクトリア時代になると写真が一般に広がり、
多くの人物写真が撮られるようになりました。
当時は今では考えられないくらい貴重なものであったでしょうから、
その写真を納めるアルバムやフォトフレームも
昔のものは大変美しく、手の凝ったものが多くあります。
100年後の現在はデジタルの世の中。
現像された写真を一枚一枚丁寧にアルバムに収めたり、
お気に入りの写真に合わせてわざわざフレームを探す、、なんてことも少なくなってしまったかもしれません。
でもやはり大切な想いは「デジタル処理」や「メモリーの整理」なんて言葉ではなく、
「思い出の一枚」としてきれいに残しておきたいという気持ち、
そして、その一枚を大事に思うこころは、
これからも絶対に変わらないのだろうと思うのです。
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