昨晩のポアロは、イングランド南部の街ドーバーが舞台でした。
ドーバーと言えばご存じ、ドーバー海峡の向こう側フランスへ渡る船が出る港町。
現在人々が英国とフランスを移動する際には、飛行機以外だとユーロスターが主な交通機関となっていますが、ちょっと前までは、ドーバー・カレー間の船を利用していました。
ロンドンで学生だった頃に、一度パリまで行くのに深夜バスを利用したことがあります。
私は友人とパリで待ち合わせだったので、一人旅。
周囲はヨーロッパ各国の若者のグループばかり。。
ロンドンのヴィクトリア・コーチ ステーションからバスでドーバーまで行き、そこでフェリーに乗ってフランスのカレーに渡り、そこからパリまで再びバスで移動。
パリ市内に早朝の5時半頃着いたのですが、慣れないパリの街に、朝まだ暗い中バスからひとり降ろされた時の心細さは、20年経った今も憶えています。。。
いや〜若かったな。 良い思い出です。
さて、昨晩のポアロのインテリア・チェック!!は、
殺人事件の容疑者として疑われる夫婦の家。
なんでも少し前に亡くなった親戚から、思いがけず高額の遺産がころがりこんだとか。
それまでの貧しい暮らしぶりが一転、贅沢な生活を楽しんでいるということ。
この家の内装もアール・デコスタイルでまとめられていました。
ただ、先日のポアロの家や、Sirの称号を持つお金持ちの俳優の邸宅のそれとは違い、もっと庶民的で、コージーな空間。
ドーバーという地方都市のテラスハウスということで、スケール感のある洗練されたものというよりは、もっと親しみやすい雰囲気に、
しかも、突然大金を手にし、張り切って最新流行のスタイルの、ピカピカの真新しい装飾品で揃えました!!
といった感じが良く出ていたなというのが、私の感想です。
考えすぎでしょうか?
この家でお茶をするシーンがありました。
そのティーセットが、これまたデコスタイルで可愛かった!
あっという間で、細かくは判らなかったのですが、
幾何学的な形で、モダンにデザインされた花柄だったような。
1930年代当時、最盛期を迎えていたシェリー窯のもの??
そんなことを考えていたら、またまた謎解きが判らなくなってしまいました。
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