「Julie & Julia」を観てから、急激に料理がしたくなったものの、そんな気持ちはすっかり落ち着いてしまった今日この頃、、、。
今度は猛烈にロンドンが恋しくなっております。
今回もまた映画の影響ですが。。
「新しい人生のはじめ方」(邦題に異議あり!?)
ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンの共演です。
米・英を代表するオスカー俳優の二人が主役なのに、
驚くほど華やかさのない、地味目の映画ですが、
さすがの名優!とてもしみじみとした素敵な映画でした。
まさに二人の演技を「鑑賞」するといった感じ。
(でもその「演技」が少しも強調されることなく、とっても自然で、まさに「名演」だと感じました。
いまやセレブであるはずのエマ・トンプソンが、マークス&スペンサーで買ったと思われるような衣装をなんなく着こなしているのも、さすが英国の女優!)
そして「鑑賞」と言えば、ロンドンの街並みも。
黄色く色づいた落ち葉舞い散る、サウス・バンクの遊歩道。
テムズ河の向こうに見える、ロンドン・アイの大観覧車やセント・ポール寺院。
賑やかなピカデリー・サーカスや、トラファルガー広場。
冬にはスケート場も出来ることでも有名な、ネオ・クラッシックなサマセット・ハウスの早朝の静けさ。
ヒースロー空港の場面では、独特の匂いまでも伝わってきそうでしたし、
ヒースローからロンドン市内を結ぶ電車「ヒースロー・エクスプレス」や、到着駅のパディントン駅の雑踏の雰囲気は、
私個人にとっては「ロンドンに着いた!」という、いつもの高揚感を思い出させてくれました。
決してキラキラと輝くロンドンの風景ではないけれど、
落ち着いた、日常のロンドンを体感出来る映画として、
またお勧めの映画と出会えました。
さてさて、この写真は最近私が滞在することの多いホテルの周辺の様子。
生粋の英国人、様々な国から移民としてやって来たロンドナー、色々な国籍の旅行者達、、、。
人と車がごっちゃになった道路。
これも今では私にとっての、
年に数回の、しかも、たった1週間だけど、
「ロンドンの日常」。
月別アーカイブ
2014 © seijo.or.jp all rights reserved.