冷たい雨がシトシトからザーザーになってきました。
この週末の雨が過ぎたら、いよいよ本格的に冬支度でしょうか。
写真はヴィクトリアンのトゥリーン。
両手のハンドルと蓋の付いた、
スープや温かいお料理を盛り付けるための器です。
寒い季節の温かい食事は
どこの国でも最高の贅沢に違いありません。
ヴィクトリア時代のことが書かれた本を読んでいると、
大きなお屋敷の召使いが、ご主人様のテーブルに温かい料理を冷めないようにサーブする苦労が度々出てきます。
今のように換気設備が整っていなかった当時は、
台所の匂いを食堂の主人一家やお客様に届かないように、
台所と食堂は離されていたということなので、
色々な苦労や工夫があったようですね。
こちらのトゥリーンも頻繁に使われていたのか、内側に年代を表すようなシミがあります。
ただ、よほど大切にされていたのでしょう、外側には目立ったダメージはなく、装飾もとてもきれいです。
食器棚に飾っておくだけではもったいないので、
お花を生けてサイドテーブルに飾ったり、
テーブルのセンターピースにしてみてはいかがでしょう。
今回はシンプルに(質素に??)ピンクの薔薇だけですが、
豪華なアレンジメントにしたら、とても華やかにクリスマスを迎えられそうです。