我が家では昔から、朝食にゆで卵をいただくことが多いのですが、そのときはエッグスタンドに立てて食卓に出されます。
もともとは家族分の数が揃っていたものも、
いつの間にか一つ欠け、二つ欠けしてゆき、
今ではそれぞれ違うものを使っています。
私が子供の頃は、スタンドに立てた卵に、
母が毛糸で編んだ帽子や、
あまり切れを縫い合わせ、毛糸のボンボンを付けた帽子を被せて保温をしていましたが、
最近はすっかり引き出しに納められたまま。
そういったひと手間をかけなくなった日々に反省です。
卵をストンと納めるだけのものですが、
アンティークのマーケットでは
様々な装飾が施されたものを目にすることができて、
小さなものですが、食卓を楽しくしたいという人々の気持ちが表れているようで、見ているだけでも心がなごみます。
今のように気軽に新鮮な卵が手に入らなかった
茹でただけの卵が立派なご馳走だった頃の
大切なアイテムだったのかもしれません。
一つだけだったのですが、その可愛さに今回買ってきたエッグスタンドには、
アールヌーボーな雰囲気を漂わせる薔薇の模様が。
赤いアロマキャンドルを入れてみたら、ぴったりでした!
クリスマスのディスプレイにもなりそうです。
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