欧米の美術史、インテリア史を勉強していると、
これまでの数百年の間に何度か、大きな東洋趣味の流行があったことわかります。
アール・ヌーボーや ウイリアム・モリスに代表されるアーツ アンド クラフツにも多大な影響を与えていたようですね。
私たちの祖先の美意識や洗練、技術の高さなどが、欧米の人々の感性に大きな衝撃を与えていたことは、誇らしく感じます。
と同時に、私達自身の文化であるはずなのに、最早我々にとっても外国の文化以上に新鮮、かつ、遠いものになってしまっている現実もあるのかな。と考えると、何となく複雑だし、反省しなくてはとも思ってしまいます。
英国のビクトリア時代の人が表現した、「東洋っぽさ」の
一つがこちら。
東洋の陶磁器から模したと思われる模様に、ピンクの色使いが、何とも不思議にマッチング!
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