2020年はコロナ禍によりこれまで“商店街with成城っ子”で行ってきた、境ゼミ生が組合員店舗へ行きお店の方にお話しを伺い取材するというスタイルができませんでした。そのような状況にあっても組合員店舗の情報を別の方法で発信したいという商店街側の希望に境教授もご賛同くださいました。商店街担当のゼミ生とメールでの打ち合わせを重ね、11月に開催した「成城街なか写真館」イベント用に期間限定でインスタグラムを開設し約40日間投稿。
今回はそのインスタグラムを行った結果を境ゼミ生側と商店街側から振り返ってみます。
【境ゼミ生の振り返り】
《事前準備》
○店ごとに担当を振り分け、投稿文作成をゼミ生全員で出来た。
○投稿の担当をメンバーで振り分けられる表を作成したので、一人に任せずに取り組むことが出来た。
○フォローを増やすために色々な人に声をかけた。
○取材内容をしっかり決めておき、効率的に情報を得られた。
△取材してない店や記事が見当たらない店が多く、投稿文作成に手間がかかった。
→準備をもう少し早くからしておく。
△取材をしたお店の記事の中で、かなり過去の内容になってしまうものが何店舗もあった。
→写真だけでも、新しいものを載せられたら良かった。情報が変化してる可能性もあるので、それも含めお店側に確認ができたら良い。
《期間中》
○期間内に全ての協賛店を紹介できた。
○フォロワーを一週間で100人以上取得できた。
○発信力を実感できた(海外の方からのコメントを受けて。)
○コメントして下さる方が多くいた。見ている方にもプラスになる内容になっていたはず。
○コメントにも臨機応変に対応した。
△投稿の仕方を統一するために共有したものの、写真が荒かったり、投稿によって枚数がバラバラだったりした。
→一度画像を綺麗にしたものを、共有しておく。
△取材記事をそのまま載せているものは、やはり最近直接取材したお店よりも、薄まった内容になってしまっていた。
→最新の情報を組み込めると魅力的。
△担当者が投稿を忘れている日が多かった。
→前日に互いに呼びかける。一人一人が自覚を持つ。
△イベント期間中の様子も、毎日投稿できればよかった。
→準備段階でも伺って、ビデオを撮る。それを毎日ストーリーに挙げられると来たい!と思う人も増えるかもしれない。
△事前準備に比べてフォローを増やす努力ができていなかったかもしれない。
→事前準備と同様に声がけをする。
《期間後》
☆Instagramのフォローがまだ時々くる。
→求めている人がいるのかもしれない。何かできたら、活用したい。
【商店街側の振り返り】
《事前準備》
〇過去の成城っ子の記事と写真を使用するという事で境ゼミ生にお任せした。
取材をまだしていない店舗について情報を提供してもらえるようにアンケート用紙を店舗にもって行った。
➡時間の余裕をもって店舗に依頼すべきだった。
《期間中10月1日~31日まで》
〇協賛店舗をすべて紹介することができた。コメントやダイレクトメッセージもいただけた。
〇10月11日から店舗情報を投稿して9日目でフォロワーが100人を超えた。
➡発信への反響が大きいことがうかがえる
△投稿日がまばらだった。
➡10月1日初投稿から2回目と、イベント初日11月1日前後の投稿があいてしまった。インスタグラムの開設とイベント期待をあおるためにも続けて投稿したほうが効果的だったと思う。
《期間中11月1日~10日まで》
△「インスタグラム開設」の告知チラシを11月1日からコルティ2か所と協賛店舗数店に掲示した。
➡もっと早くに作って街路灯などにも掲示すべきだった。
△投稿日が飛んでしまった。
➡10日間と短い期間なので続けて投稿できた方がよかった。学生と投稿方法についてより具体的に事前に協議しておくべきだった。
《総括》
多くの規制があり、初めての試みで期間限定ではあったが商店街の新しい情報発信ツールを開設できてよかった。
コメント、フォロワー数から商店街の情報に対して反響があることが分かった。改善点は多くあるが、今回の活動を踏まえて次回にも利用していきたい。
今後もインスタグラムを利用し商店街情報を発信していきたいと思いますのでご期待ください。
成城商店街振興組合
加藤
2014 © seijo.or.jp all rights reserved.